2010年06月19日

僻地医療に思う

無医村

山間僻地や離島には多くの無医村地域がある。
地方都市でさえ医者が不足し、地域医療に支障を来たしていることは時折報道されている。沖縄の僻地離島も同様。

多くの研修医が望むのは大都市の病院とのこと。日本を代表する医療機関には相応の先輩医師も充実した医療機器もと先端医療の指導習得を受けるに最適地と考えるも無理無いこと。(とはいえ沖縄うるま市にある県立中部病院は研修希望者が絶えない病院とのこと)。僻地・離島では周辺医療機関も少なく、医療機器も不充分、専門以外の多くの症状に一人で対処せねばなら無い、昼夜を問わない診療や休日の診療すらあることだろう。その上生活の利便性も考慮すれば僻地離島での医療従事が難しくなる。あれやこれやの心身の負担もあるやも知れません。
だが、医療は都会だけのものになってはならない。どこにでも命はある。

そこで、です。
医師に僻地離島及び人口比医師不足の地への赴任義務を課したらどうだろうか。それも研修を終えたばかりの若い医師ではなく、「35~60才までの間」に「規定期間」僻地医療に就くことを医師の義務にと。
その間の報酬をどうするか? 希望選択地に偏りが出ないようどう規定するか? 他に多くの課題があることでしょう。
医師になろうとした思いには様々あることでしょうが、ここは一つかけがえの無い命に免じて「僻地・離島勤務義務」を設けることを検討頂けないだろうか。

とりわけ国公立の医学部に学ぶ者には多くの学習経費を税金を費やして医師となったのでもあり、そのお返しとして、経験を積んだ上で「離島僻地医療勤務の義務化」とはならないものだろうか?


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この記事へのコメント
医師にだけ徴兵制を導入するってことですか?
公平な入試を経て医学部にはいったんですが。
入学を勝ち取ったものの権利を行使してはいけませんか。
全国民に3年間の僻地勤務を課すのなら同意しましょう。
Posted by 大和撫子 at 2010年08月03日 11:01
OKINAWA-NAGOYAさんの意見に賛成です。

けれども、大和撫子さんのような医者がいるのも事実。
こいう方々は、ほっといて、心ある医者が生まれることを願います。

私の知り合いの看護師が医者のあまりの酷さを見て「このままじゃいけない!」と危機感を持って、なんと、今、医者を目指して勉強中です。


大和撫子さんへ
権利の主張、立派だと思いますよ。
でもね、貴方の業界、今、現在、どうなっていますか?
医者になるために、どれだけの国民の税金がかかっているのか・・・。
きつい言い方でしたらごめんなさい。
Posted by ヤマト魂子 at 2010年08月12日 17:09
 
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