2012年06月18日

オスプレイ配備

先の『沖縄日本復帰40年』の報道について、沖縄と中央との温度差を記したが、今朝の沖縄の新聞2紙の紙面は昨日の「宜野湾市民大会」の様子を『オスプレイ配備反対』と大きく紙面を割き報じている。
『沖縄タイムス』は、全30面のうち6ページを、琉球新報に至っては全30面のうち8面を割き、通常最終ページに配するラテ欄を中に入れ、一面とをつなげいわば表紙から裏表紙全面を『オスプレイ配備拒否 5200人決意固く』『普天間早期返還も決議』と、参加者たちがこぶしを上げる宜野湾市民大会の様子を写真とともに大きく報じている。
(注:5200人 主催者発表)

嘗て小学校や大学と米軍機の墜落による被害を受けてきた沖縄にとって、事故例が多いオスプレイの配備は、また住民に不安の下での生活を強いる事になる。

今日の朝のキー局発のテレビ報道のメインは、大飯原発再稼動、野田総理居ぬ間の政局がらみの消費税採決スケジュールにオウム真理教高橋の足取りから教団の過去を振り返る報道であり、オスプレイ報道は紙面の小さな記事からの拾い読みに終わる。

ここで紙面から惹句を拾ってみよう。

まずは【沖縄タイムス】
『オスプレイ断固反対』と一面大見出し。『配備に抗議5200人決議』『普天間返還を要求』『県民大会 高まる機運 負担増 国不信は頂点』『場当たり的で差別的』『県内深まる危機感』『場当たり的で差別的』『配備阻止 思い一つ 県全域 広がる怒り』『配備ノー 思い結集』

【琉球新報】
『オスプレイ配備拒否 5200人決意固く』『平和な空この手に 県民立ち上がる時』『普天間早期返還も決議』『県民大会へ加速 強行一層困難に』『政府不信は臨界点』『県内外から結集 沖縄の声一丸』

さて地元報道を受けて明日の朝の中央での報道がされるかどうか? 
所詮沖縄の事として大した報道はされないのかどうか。

沖縄の「基地問題」は「原発問題」とよく似ている。
危険を孕んだままそれを進めるのか、一方その危険の対価として補助金(補償金)による地元経済と雇用を支えて行くのか。今存在しない地では『そんな物来て貰っては困る』という、だがこれはその地の問題ではなく、安保・米軍駐留を将来どう考えるか、米軍に頼って行くのか、エネルギーは原発に頼って行くのか、将来を見据えた日本が早期に解決しなければならない問題なのに。


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Posted by okinawa-nagoya at 16:53│Comments(1)米軍基地
この記事へのコメント
三河に嫁いで6年ですが、その前は東京に20年近く暮らしていました。
沖縄と東京の温度差をすごく感じていました。

鳩山さんのおかげで?沖縄に関心を持つ人が増えたのは確かです。


けれども、ブランド品の話ばかりする40代、東京生まれ東京育ちの同世代には時折、むかつきます。しかも、大卒ですから。。。
高学歴がこうなのですから沖縄が変わらないわけですよ。

過激な書き込みでしたらごめんなさい。
Posted by 三河の嫁さん at 2012年07月08日 03:50
 
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